ニュース<2012年>

『知る会』会合 保存利活用の方向性と建築家協会展示会に出展を決める

ニュース<2012年>

『知る会』会合 保存利活用の方向性と建築家協会展示会に出展を決める

『オープンスペース結』において開催された『知る会』会合

さる2012年4月28日、千葉市花見川区花園の『オープンスペース結』において『知る会』会合が開催され、知る会スタッフ並びに千葉県建築家協会の建築家らが参集しました。

会合ではまず、千葉市新基本計画の第1次実施計画において検見川送信所が保存・活用の推進対象として定義されたことにともない、活用方法について『知る会』としての方向性について話し合いました。

2011年3月に発生した東日本大震災を契機に国内では防災意識が高まっていますが、検見川送信所周辺地域においては増え続ける人口に対応した避難施設が少なく、今後大きな課題として浮上してくることは間違いないとして、検見川送信所を有事の際の避難所と位置づけることがアイデアとして出されました。地元への保存の理解や行政をはじめとした関係機関への働きかけに有利になるものとして参加者一同確認しました。

なお検見川送信所の建物は東日本大震災時の震度5強の揺れでも損壊は発生しておらず、耐震性は織り込み済みとなっていて、避難所としては申し分ない建物であると認識されています。

続いて『第2回千葉県建築展』に検見川送信所を知る会の活動をパネル展示することが建築家から提案されました。千葉県建築展は、千葉県内の建築設計6団体で主催して開催している展示会で、2011年の第1回に続き2012年は6月29日~7月1日の日程で行うものです。

各団体が建築作品や研究成果などを募集し、希望者がパネルを作成・展示するものですが、県内の建築家らで構成している『千葉県建築家協会(JIA千葉)』の有志らが『知る会』の活動について、建築の側面からもその活動内容を知らしめる大きな意義があるとして提案してきたものです。

『知る会』としてはこの提案にありがたくお受けする方向で取り組むこととなりました。

 

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